2012年01月26日
品川駅港南口にて
おつ。出掛けの山手線車内で、イヤホンで何か聴きながら、とても幸せそうな顔をしていた50代くらいのおじさまに、「先ほどからあなたがうっとり聴いているそれは、一体何なのですか?」
と聞きたい衝動を、全力で抑えた影山です。電車の中の人間模様も、私が好きなものの一つです。
さて、本日は所用で外出。最近、品川付近の企業様とご縁をいただいたこともあり、久々に品川駅港南口方面に出向いてみました。
写真は品川駅港南口の通路の様子です。
私は建築物とか、技術的なものにまるで疎いため、
こういう斬新なデザインとか、見たこともない光景に出くわすと、
しばらく思考が停止する傾向があります。
写真からはわかり辛いと思うのですが、この品川駅の港南口には、出口に出るまでの道なりの柱に大型画面が設置され、一斉に広告を映し出す仕組みとなっています。
ついでに言ってしまうと、上部には自然光が入るように窓が設けられていて、時間帯によって映し出す表情が違う設計になっているのです。
久しぶりの港南口の風景を眺めながら思ったのは、
「この通路を考えた人は、一体どんな人だろう」
ということでした。
私が一生かけても思い浮かばない、というか、
積極的な興味すら抱かない大きな建造物を、
その人は多分、長い年月をかけて設計し、制作し、
今も時々、この道を通る度に胸を熱くしているんだろうなと。
昔あった建設会社のCMに、「地図に残る仕事」
というコピーがあって、まだ当時子供だった私は、
その言葉の意味がよくわかりませんでした。
今になって思うのは、自分の仕事が形になって、
たくさんの人たちに供される喜びとか、
自分が生きた証を残せるといった意味ではないかということ。
私自身は「自分が生きた証を何か残したい」
という野心とか、熱烈な想いを抱く人間ではありませんが
(ええ、人間は海から来て、海に帰るくらいに思っているので)、
初めて自分の名前が冠された書籍ができた時には、
なんとも言えない気持ちになりました。
「あぁ、自分が死んでもこの本は残るのだな」みたいな。
なんだか変な話ですけどね。
いろんな人のいろんな好きがあって、仕事があって、
世の中は回っているのだと。ま、当たり前のことなんですけど。
大体、私が100人いても、新しい物ってそうそう生まれないでしょうからね。自分だけで構成される野球チームとか、会社とか、家族とか。考えただけで、大変そうです(苦笑)。
世の中の多様性とか、いろんな人がいることの意義は、
そういうところにあるのでしょう。
そう考えたら、隣りにいる誰かのことも、
愛せるのではないでしょうか?










